2010年12月02日 北海道新聞朝刊より |
郵政法案の成立通常国会を確約 民主、国民新に |
国民新党の亀井静香代表は1日、今国会での成立が見送られた郵政改革法案について 、民主党側が来年の通常国会で民主、社民、国民新の3党による衆院での3分の2の多 数で再可決してでも成立させると確約したことを明らかにした。東京都内で記者団に述 べた。 管直人首相が今国会で成立を目指す考えを示した経緯から、通常国会で実現する民主 党の姿勢を強調し、連立与党の国民新党に引き続き協力を求める狙いがあるとみられる 国民新党によると、民主党と2日にも交わす合意文書には同法案について「2011 年度予算成立後、来年4月中の成立に向けて努力する。採決では憲法に基づいた手続き を視野に菅首相は成立に強い政治決断を行う」と記されているが「再議決」との明示は ない。 首相と亀井氏は1日夜、内容について電話で確認した。同法案をめぐっては自民党な どが反対の構えで現状では野党が多数の参院で否決される可能性がある。 一方、与野党は1日の衆院議院運営委員会理事会で、3日に会期末処理の本会議を開 くことで合意した。同日で国会が閉会するため、郵政改革法案は今国会で成立しないこ とが確定した。 |
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