2010年12月03日　北海道新聞朝刊より

郵政法案の成立確認 　　首相と亀井氏、通常国会で

管直人首相は２日、国民新党の亀井静香代表と首相官邸で会談し、今国会での成立を 見送り継続審議とする郵政改革法案について、来年１月召集の通常国会で成立を目指す ことを確認した。 　亀井氏は会談後、記者団に対し「国民新党と社民党は、（仙谷由人官房長官らの）不 信任決議案に反対した。一番顧りにできるところを信頼する政治をと（首相と）一致し た」と述べ、社民党を含むかつての連立３党の連携強化に意欲を示した。 　現在の衆院は議長と欠員１を除くと４７８議席。民主、国民新両党計３０８議席に社 民党６、与党系無所属議員などの５議席を加えると３１９議席で、法案などの再可決に 必要な３分の２以上の勢力となる。 　郵政改革法案をめぐっては、民主党の岡田克也幹事長も２日、国民新党の下地幹郎幹 事長に対し「２０１１年度予算成立後、４月中の成立に向けて努力する。採決では憲法 に基づいた手続きを視野に菅首相は強い政治決断を行う」として、衆院再可決も視野に 成立を図るとの確約を文書で行った。

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