2011年05月14日 北海道新聞朝刊より |
郵政改革法案成立は困難に 特別委、自民など欠席 |
衆院郵政改革特別委員会が13日、初めて開かれたが、委員会設置に反対する自民 党は委員名簿の提出を拒否、名簿提出済みの公明、共産、みんなの党の野党3党も運 営手法が不正常として欠席した。審議入りのめどは立たず、国民新党が求める今国会 での郵政改革法案成立は困難な情勢になった。 委員長に互選された民主党の赤松広隆元農水相は委員会終了後、「審議拒否みたい なことは、どの党派であれ国民のためにならない」と記者団に述べ、週明けに審議入 りする意向を表明した。 しかし、「東日本大震災対応を優先すべきだ」とする自民党は、委員会を与党が強 引に設置したとして反発、審議に応じない構えだ。 この与野党対立は、2011年度予算の財源を手当てする赤字国債発行のための特 例公債法案の審議日程にも波及。民主党は13日の衆院財務金融委員会の理事懇談会 で、月内の衆院通過を念頭に審議日程を提案したが自民党は「郵政特別委が不正常の ままでは協議できない」と拒否した。 |
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